動物にも利き足ってあるの?

動物によって、利き足の見分け方が違う。

  • ネコ(ライオンも同じ)
    • ネコじゃらしに最初に反応する足が、利き足。(利き足で攻撃する!)
  • イヌ
    • 歩き出しの一歩目の足が、利き足。(お手する足が利き足じゃない!)
  • ホッキョクグマ
    • エサを押さえる足と、逆が利き足。(利き足は攻撃用に空けている!)

テレビ東京所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(2006/2/10放送)より

動物にも利き足があるんだろうなと思ってはいたけれど、
それぞれ見分け方が違うというのは新鮮だった。


生態や、生存環境によって、利き足の使い方が違うのがオモシロイ。

原始的な動物には、利き足がない。

カンガルーやコアラなどの有袋類には利き足がないそうだ。


有袋類が住むオーストラリアは天敵がおらず、
攻撃用の利き足を作る必要がなかったからだという。

進化している種ほど、右と左の役割分担が進んでいる。

人間は約9割が右利きだが、動物は半々の割合だそうだ。


なるほど、利き手、利き足が攻撃用というのは、格闘技でも同じである。
ただし、ネコやクマと逆で、先に出すのが利き手じゃないのがオモシロイ。
右利きの場合、オーソドックスな構えでは、左手足を前、右手足を後ろに構える。
左手足は牽制に使い、KOするときは右手足というのがセオリーである。


人間の場合は、利き手、利き足はトドメを刺すための、最後の武器なのだ。