ダイハード3は外伝だよね?





見た目 ★★★☆☆
ストーリー ★★☆☆☆
ハマリ度 ★★★☆☆

見た目

ブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事は、相変わらず返り血が良く似合う。
自ら返り血を浴びにいっているとしか思えない戦いっぷりだ。


序盤の「デパート爆破シーン」、「タクシーでのカーアクション」、「地下鉄クラッシュシーン」などはハラハラ感と派手さがあって良かった。
後半は肉弾戦や銃撃戦などのアクションシーンが量的にも質的にも足りず、インパクトに欠ける。

ストーリー

犯人の正体が明らかになるまでは、とてもハラハラ感があり面白かった。
ところが、その後は強引な展開が散見され、緊張感に欠け、ラストも盛り上がらない。


マクレーンが地下から噴水で飛ばされたタイミングで、「偶然」ゼウスが通りがかって合流したり、
ゼウスの親戚の子供がいる学校が「偶然」爆破ターゲットになったり、
薬ビンの底に「偶然」犯人の潜伏先が書かれていたり…
などなど、不自然な展開が目立った。


ゼウスが途中から急に積極的になるが、その動機付けもイマイチ弱い。
特に心配するようなシーンもないのに、親戚の子供のために命を投げ出すのは違和感を感じた。


撮りたいシーンが先にあり、それにシナリオのつじつまを合わせにいったが、結局破綻してしまったように思える。

ハマリ度

今回はダイハードシリーズのお約束である「クリスマス」でもなければ、「奥さん」も出てこないし、「相棒がいる」ので、シリーズとして観ても面白みに欠けた。


不自然な展開が多くて物語に入り込めず、マクレーンがあんまりピンチにならないので、ラストのカタルシスもなかった。


序盤はかなりひきつけられたので、素直にシリーズのお約束を守っておけば、もっと良い映画になったんじゃないかなぁ。